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またもジャイアントキリング/リオオリンピック男子7人制ラグビー [スポーツ(ラグビー)]

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「110年以上をかけて血と汗と涙で築き上げた最高のブランドがわずか

15分で深刻で永遠の傷を負ってしまった」

これはオールブラックスを擁しラグビーにおいて実力と人気で世界最強を誇る
ニュージーランドの地元紙の一節だそうです。
そうです。リオオリンピック男子7人制ラグビー予選リーグでの日本戦を評しての
記事です。
《8月9日 予選プールC組初戦 日本vsNZ 14-12》
昨年9月19日にラグビーワールドカップでジャパンが優勝候補の南アフリカに
勝利したことに匹敵するほどの出来事がオリンピックの晴れ舞台で再来する
とは・・・・
そして日本は次の試合でも実力差で格段に上である英国相手にあわや最後の
ゴールを決めていれば引き分けとなっていた非常に惜しい19-21というスコア
で大善戦し、さらに予選プール最終戦ではやはり格上と見られていたケニアに
31-7の貫録勝ちを収め決勝トーナメント進出を果たしたのです。
一方決勝トーナメント初戦の相手はフランス。私の記憶では7人制、15人制
共に一度として勝利したことのないほどやはり実力差が開いている相手です。
しかしこの試合でも何と終了間際に逆転トライを決めて12-7で勝利を収め、
日本チームは一体どうしちゃったんだろう?と思うほどの快進撃。
        *        *        *        *        *
7人制ラグビーの実力を示すデータとして<セブンズワールドシリーズ>の順位
表が存在しますが、これによると日本は15位。
因みにセブンズのワールドシリーズで過去17回中12回優勝しているのが
ニュージーランドであることからも、このチームが15人制同様セブンズにおいても
いかに実力者であるかは火を見るよりも明らかなことです。
また2戦目に対戦した《英国》
ワールドシリーズでは4位にランクされている《イングランド》ではありません。
いわゆる《グレートブリテイン》であり、《ウエールズ》や《スコットランド》所属の選手
たちを集めた連合チームの選抜メンバーなので、そんなとんでもなく優れたチーム
僅差の敗戦だったのもスゴイことでした(実際に英国は銀メダルを獲得しました)
        *        *        *        *
今回の快挙の裏には選手たちの頑張りはもちろんですが、瀬川ヘッドコーチの
メンバー選考が奏功したことも見逃せないところでしょう。
昨年ワールドカップで大活躍の山田選手や藤田選手を最終的には外して(山田
選手は一応ケガが理由)セブンスとして共に長い間練習をこなしてきた豊島選手
をバックアップメンバーから逆転起用したことはオリンピック直前でかなり話題
なりました。
シロウト目線からすれば昨年のワールドカップで大活躍の山田選手や藤田選手
を外すとはどういうことか!と声を荒げてしまうところですが7人制ラグビーとは
15人制とルールが殆ど同様かつグランドのサイズも全く同一であるものの、戦術
ではかなり相違があると言われています。
15人制におけるオーソドックスな戦略はいわゆる「地域支配」であり、これは ラグビー
よく「陣地取り合戦」とも表現される所以です。
対して7人制の場合「ボール支配」です。
サッカーの試合で解説者がしばしば使う「ポゼッション」っていうやつですかね。
エディーさん(ジャパン前HC)はジャパンウェイと称して攻撃時に相手にタックル
されたときは重心を低くコンタクトし味方がサポートに来るまで辛抱してから着実
にダウンボールを行うことを叩き込み不用心なパスは厳禁としていましたが、日本
のセブンズチームはサイズにおける体のハンデゆえ15人制のようなサポートを
期待できない分後ろに放るパスやオフロードパスを積極的にアタックに取り入れ、
とにかくボール支配を可能な限り長くするよう、攻撃を切らないように練習を積み
重ねていました。
NZ戦で逆転トライとなった起点のプレーは本大会絶好調の後藤選手が右オープン
快走後、内に切れ込み相手のタックルを浴びると同時にめくらパスと思えるような
ボールを後ろに放っていましたがそれがつながっての結果でした。
エディーさんの元で鍛え上げられた藤田選手だったら間違いなくポイントを作りに
行ったと思います。
しかしたとえそのポイントからマイボールが供給されたとしてもアタックのテンポが
遅れるので相手もディフェンスを立て直し、結果トライは獲れなかったでしょう。
        ◇        ◇        ◇        ◇
今回のメダル獲得国はフィジー(金)英国(銀)南アフリカ(銅)と4位だった日本とは
相当な実力差があります。
しかし今回日本は周りからすれば全敗=最下位の実力程度とみなされていた立ち
位置から何と準決勝進出を果たしたのだから次回東京オリンピック開催までの
4年間でさらなる準備・努力・精進を重ねて、セブンズにおける「ジャパンウェイ」
確立しメダル獲得を果たしてもらいたいものです。(気が早い)

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green_blue_sky

ラグビー頑張っていますね。
4年後というよりワールドカップ以降はさらに強化されそう。
by green_blue_sky (2016-08-16 07:21) 

song4u

7人制ではゲーム運びが違うみたいですね。
何となくですが、見ていてそんな感じがしました。
記事にもある通り、ボール支配?
そうそう、確かにそんな感じです。
一段とスタミナ勝負という気がしました。
それにしても頑張りますよねえ。
実に実に大したもの!!
by song4u (2016-08-16 08:57) 

ふぐたろう

NZ、フランスに勝ち、フィジー、イギリス、南アフリカに次いでの
世界の4位はすばらしいですね!
by ふぐたろう (2016-08-16 10:53) 

NO14Ruggerman

green_blue_skyさんnice!&コメありがとうございます。
今後ワールドカップ(15人制)とセブンズ(7人制)は
より一層別強化がポイントになってくるものと思われます。
セブンズが商業ベースに乗る(プロ化)が急務となりますが・・
by NO14Ruggerman (2016-08-16 18:43) 

NO14Ruggerman

song4uさんnice!&コメありがとうございます。
今回女子7人制日本代表(サクラセブンズ)は自称日本一厳しい
練習を積み重ね金メダル宣言をしていましたが惨敗でした。
スタミナ勝負に持ち込めば活路を見出す自信があったこと
でしょうが、歴然としたフィジカルの差やキック処理などの
ディフェンスに問題があったようです。
4年後にはサクラセブンズにもスタミ。ナ勝負に持ち込んで
勝利を掴むよう首脳陣が考えてほしいチーム強化に取り組んで
ほしいなあと考えます
by NO14Ruggerman (2016-08-16 18:49) 

NO14Ruggerman

ふぐたろうさんnice!&コメありがとうございます。
ほんとそう思います。NZやフランス、アルゼンチンよりも
上なんて信じられません。
オリンピック&金メダル大好き国のアメリカもセブンズにはかなり
力を入れてきたのですがそこも上回ったなんて・・・
by NO14Ruggerman (2016-08-16 18:52) 

八犬伝

それにしても、物凄い快挙でした。
まさかね、NZ、オーストラリアより上の4位とは。
素晴らしい活躍でしたね。

あり得ないことが、2年続けておこりました。
by 八犬伝 (2016-08-16 21:03) 

NO14Ruggerman

八犬伝さんnice!&コメありがとうございます。
あっ!舞い上がってオーストラリアの存在がアタマから吹っ飛んでいました(≧∇≦)
ラグビーという競技でNZやオーストラリアを上回る成績を収めたなど想像すら出来ませんでした。
by NO14Ruggerman (2016-08-17 10:49) 

ponnta1351

ラグビーはルールも解らなのですが、パワフルでこれぞ男のスポーツっていう感じです。 凄い快挙だったんですね。最近は日本人の体力も他の国と並ぶようになりましたからね。
NO14Ruggermanさん、ひょっとしてラグビーやってらしたのでは?

by ponnta1351 (2016-08-18 10:03) 

えーちゃん

日本は4位で惜しかったニャ。
しかし、7人制ラグビーは過酷だね?
普通のラグビーと同じフィールドだし、試合時間も短いからニャ。
by えーちゃん (2016-08-18 17:44) 

NO14Ruggerman

ponnta1351さんnice!&コメありがとうございます。
パワフルで男のスポーツとお思いでしょうが女子七人制も
あるんですよ。日本チームの愛称は「サクラセブンズ」
メダルを期待されてたのですが男子のような活躍に
至らず10位でした。

ワタシですか?以前拙ブログでも少し紹介した3人1チームの
ストリートラグビーを楽しんでおりますよ。
by NO14Ruggerman (2016-08-18 22:56) 

NO14Ruggerman

えーちゃんさんnice!&コメありがとうございます。
一般的にはメダルを逃して惜しいという心情でしょうが
ラグビーウォッチャーとしては大満足の結果です。
by NO14Ruggerman (2016-08-18 23:02) 

トリック

 ニュージーランド国内ではまさか日本に負けるなんて、7人制代表を「オールブラックス」と呼ぶのは止めようと大騒ぎらしいですね~。
by トリック (2016-08-20 09:42) 

NO14Ruggerman

トリックさんnice!&コメありがとうございます。
オールブラックス=当然15人制、という世論が強まっている
そうですね。
オールブラックスであろうがなかろうが、7人制のNZ代表に
勝利した事実が重要なんですがねえ。
by NO14Ruggerman (2016-08-22 23:13) 

まこ

スポーツの世界では
いつも、なんだか体格的なものか、
ひけ目を感じている私達の国・・・
たまには相手を慌てさせてるパターンがあっても・・♬
嬉しいですねO(≧▽≦)O
by まこ (2016-08-28 11:15) 

駅員3

いやー、日本の活躍に感動です。
それにしても世界の壁は厚いですね。
by 駅員3 (2016-08-29 07:44) 

NO14Ruggerman

まこさんnice!&コメありがとうございます。
日本人の体格や特長を活かした戦法などがラグビーをはじめ各スポーツで成果を出していますね。
選手や指導者の方々の努力の賜物だと思います。
by NO14Ruggerman (2016-08-29 09:37) 

NO14Ruggerman

駅員3さんnice!&コメありがとうございます。
オリンピックでは、錦織選手や卓球の水谷選手、極め付けは陸上400mリレーなど圧倒的不利な過去実績を覆しメダルを獲得したのでメダル獲得に届かなかった男子7人制ラグビーの活躍は色褪せたかにも見えますが、オリンピックの晴れ舞台でNZやフランスを撃破し英国をあと一歩まで追い詰めた事実が変わるものではありません。
今後の更なる進化に大いに期待します。
by NO14Ruggerman (2016-08-29 09:45) 

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